下蜘蛛(読み)さがりぐも

精選版 日本国語大辞典 「下蜘蛛」の意味・読み・例文・類語

さがり‐ぐも【下蜘蛛】

  1. 〘 名詞 〙 天井などから糸を引いてたれ下がっている蜘蛛。古くから、恋の吉凶を示すものと考えられていたが、江戸時代になって、民間では、朝の場合は吉、夜は凶のしるしとされた。
    1. [初出の実例]「の、風に落は、さかりぐもなんとぞ」(出典四河入海(17C前)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む