日本歴史地名大系 「下貫名村」の解説 下貫名村しもぬきなむら 静岡県:袋井市下貫名村[現在地名]袋井市広岡(ひろおか)山名(やまな)郡に所属。原野谷(はらのや)川の中流右岸、南端で逆(さか)川が合流する。南は石野(いしの)村、西は上方丈(かみほうじよう)村。北境を東海道が通る。中世は貫名郷のうち。正保郷帳に村名がみえ、幕府領、田方六五八石余・畑方七七石余、尊永(そんえい)寺領三〇石。国立史料館本元禄郷帳では旗本室賀領、幕末まで同領(袋井市史)。「遠淡海地志」によれば家数一〇〇余、やけどの薬を一〇〇文で甚左衛門が売っていた。室賀氏の陣屋があった(「木野家覚書」木野家文書)。宿村大概帳によれば、当村の往還の長さ左側七町、右側一町余、家居は少なく、大半は並木(松)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by