下鞘(読み)シタザヤ

デジタル大辞泉 「下鞘」の意味・読み・例文・類語

した‐ざや【下×鞘】

ある銘柄相場が、対比される他の銘柄の相場より安いこと。また、ある取引所におけるある銘柄の相場が、他の取引所における同一銘柄の相場より安いこと。⇔上鞘うわざや
刀の鞘を包む袋。鞘袋

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精選版 日本国語大辞典 「下鞘」の意味・読み・例文・類語

した‐ざや【下鞘】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 刀のさやをつつむ袋か。
    1. [初出の実例]「太刀尻鞘并下鞘等。公卿用豹皮」(出典:撰塵装束抄(1366頃))
  3. 取引市場で、ある銘柄の相場が他の同一業種のものより安いこと。また、定期売買にかけられた品物の一つの期月の相場が、他のより近い期月の相場より安いこと。中限(なかぎり)当限(とうぎり)より、先限(さきぎり)が中限より安いこと。⇔上鞘(うわざや)。〔取引所用語字彙(1917)〕

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