不動寺原(読み)ふどうじばら

日本歴史地名大系 「不動寺原」の解説

不動寺原
ふどうじばら

[現在地名]山陽町大字厚狭

厚狭盆地を南流する厚狭川左岸、山寄りの平地をさす。地名起源はこの地に不動寺(現浄土宗清安寺)が創建されたことによるという。

天正一八年(一五九〇)の不動寺領分坪付(「寺社由来」所収清安寺文書)に「原田 田七段半」、また寛永三年(一六二六)の坪付(同文書)に「原」として「屋敷」「畠」が記載されているほか、今市いまいちの地名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android