不変価格表示(読み)ふへんかかくひょうじ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「不変価格表示」の意味・わかりやすい解説

不変価格表示
ふへんかかくひょうじ

生産消費などの経済活動状況を時間を隔てて比較するためには、その間の価格の変動を除去してみることが必要となる。しかし、経済活動は一般に多種多様の財を対象とし、それらはそれぞれ金額数量の動きを異にするため、単純に合計することはできない。そのため、ある基準時点を定めてそのときにおける各財の価格を比較時の財にも適用することによって集計することにしたものである。これは経済活動を基準時との間の価格が不変であると仮定して評価したものであり、「数量ベース」での測定値、あるいは時価で評価した名目値に対して「実質値」ともよばれる。

高島 忠]

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