不平均(読み)ふへいきん

精選版 日本国語大辞典 「不平均」の意味・読み・例文・類語

ふ‐へいきん【不平均】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. ものの大小、多少などに違いがあること。物の量、質などが均等でないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「世の中の貧富が不平均(フヘイキン)であるからのことサ」(出典花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉中)
  3. つりあいがとれていないこと。また、そのさま。不均衡。
    1. [初出の実例]「身体はがっしりしてゐるが、どこか不平均なところのある百姓や」(出典:防雪林(1928)〈小林多喜二〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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