不得要領(読み)フトクヨウリョウ

デジタル大辞泉 「不得要領」の意味・読み・例文・類語

ふとく‐ようりょう〔‐エウリヤウ〕【不得要領】

[名・形動]要領を得ないこと。要点がはっきりしないこと。また、そのさま。「不得要領返事

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精選版 日本国語大辞典 「不得要領」の意味・読み・例文・類語

ふとく‐ようりょう‥エウリャウ【不得要領】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 要領を得ないこと。あいまいでわけのわからないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「彼の精神が朦朧として不得要領底に一貫して居る如く」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九)

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四字熟語を知る辞典 「不得要領」の解説

不得要領

要領を得ないこと。あいまいでわけのわからないこと。

[活用] ―な・―に。

[使用例] 数箇月前不得要領な訪問を受けて以来の対面なり[中島敦*光と風と夢|1942]

[使用例] 江藤は不得要領の面持ちで返事を保留していたが[井上靖*黒い蝶|1955]

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