不束者(読み)フツツカモノ

デジタル大辞泉 「不束者」の意味・読み・例文・類語

ふつつか‐もの【不束者】

気のきかない人。行きとどかない者。「不束者ですが、よろしく」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不束者」の意味・読み・例文・類語

ふつつか‐もの【不束者】

  1. 〘 名詞 〙 ゆき届かない人。無骨な人。
    1. [初出の実例]「娘小雛の事は、生れつきましての、〈略〉不束者(フツツカモノ)」(出典歌舞伎桜姫東文章(1817)三幕)
    2. 「気儘そだちのふつつか者」(出典:歌舞伎・小袖曾我薊色縫(十六夜清心)(1859)五立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android