最新 地学事典 「不規則型混合層鉱物」の解説
ふきそくがたこんごうそうこうぶつ
不規則型混合層鉱物
random mixed-layer mineral
2種またはそれ以上の層構造をもつ粘土鉱物が,その層面を平行にして細かく互層し,しかもその積重なりの方式に秩序を欠くもの。まったく不規則なものから,部分的に不規則なものへ連続的な変化がある。二つの粘土鉱物A, Bの成分層の比率が1:1(PA=PB=1/2)であるとき,まったく不規則な型はPAA=PAB=PBB=1/2と示される。このとき,例えばPAAはAがAにつながる確率,他も同様。雲母-モンモリロナイト,緑泥石-モンモリロナイトなどの不規則型混合層鉱物がある。A, Bの底面反射のなかでは接近しているもの(a, b)は干渉して,a, b2本の反射の代りに,その中間に1本の干渉反射cとなり現れる。cの方位はPA/PBの減少とともにaからbへ変化し,強さは一般にa, bの中間に生ずるほど弱くなる。風化物,熱水変質物などに見いだされる。
執筆者:須藤 俊男
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

