不通坊(読み)とおせんぼう

精選版 日本国語大辞典 「不通坊」の意味・読み・例文・類語

とおせん‐ぼうとほせんバウ【不通坊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 両手をひろげて道をふさぎ、人の通行をさまたげる子どもの遊び。
    1. [初出の実例]「小児衆が通せん坊をして、わやわや囃して居るから」(出典:日本橋(1914)〈泉鏡花〉六)
  3. 進路をさえぎること。また、さえぎられること。
    1. [初出の実例]「『いへ、あの辺の道路は実に閑静なものですよ』とすぐ通せん坊をされる」(出典:自転車日記(1903)〈夏目漱石〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む