不通坊(読み)とおせんぼう

精選版 日本国語大辞典 「不通坊」の意味・読み・例文・類語

とおせん‐ぼうとほせんバウ【不通坊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 両手をひろげて道をふさぎ、人の通行をさまたげる子どもの遊び。
    1. [初出の実例]「小児衆が通せん坊をして、わやわや囃して居るから」(出典:日本橋(1914)〈泉鏡花〉六)
  3. 進路をさえぎること。また、さえぎられること。
    1. [初出の実例]「『いへ、あの辺の道路は実に閑静なものですよ』とすぐ通せん坊をされる」(出典:自転車日記(1903)〈夏目漱石〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む