与兵衛(読み)よへえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「与兵衛」の解説

与兵衛 よへえ

?-? 江戸時代前期の侠客(きょうかく)。
承応(じょうおう)-明暦(1652-58)のころの人。浪士津田平大夫にはずかしめられたが,剣術に未熟でたたかえず,寺西閑心に相談する。戦いには気力がすべてとおしえられ,閑心からかりた刀でついに平大夫を討ちはたした。これより江戸で名を知られ,不動と号して生不動とよばれた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android