与勝諸島(読み)よかつしょとう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「与勝諸島」の意味・わかりやすい解説

与勝諸島
よかつしょとう

沖縄本島中部の東海岸側に近接する島々。北より伊計島(いけいじま)、宮城島(みやぎじま)(別称高離(たかはなり))、平安座島(へんざじま)、浜比嘉島(はまひがじま)、藪地島(やぶちじま)、浮原島(うきばるじま)、南浮原島、津堅島(つけんじま)の8島からなる。沖縄県うるま市に属する。2005年(平成17)まで与那城町(よなしろちょう)と勝連町(かつれんちょう)の2町に属したためこの名称がある。与勝(勝連半島から平安座島までは海中道路が結ばれ、平安座―宮城島間は石油蓄積基地建設で埋め立てられている。なお宮城―伊計島間は1982年(昭和57)伊計大橋で結合され、藪地島も半島と架橋された。平安座―浜比嘉間も浜比嘉大橋で結ばれている。

[目崎茂和]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の与勝諸島の言及

【平安座島】より

…沖縄県沖縄島(本島)中南部東海岸に突出する与勝(勝連)半島の北東側,金武(きん)湾口に点在する与勝諸島の一島で,与那城(よなぐすく)村に属する。周辺の美しい静かな海は1965年与勝海上公園に指定されたが,68年にアメリカの石油会社ガルフ・オイルが進出,71年には石油備蓄基地(CTS)の建設が始まり,平安座島をはじめ宮城(みやぎ)島,伊計(いけ)島,浜比嘉(はまひが)島などの島々とその周辺の海は激変した。…

※「与勝諸島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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