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勝連 かつれん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

勝連
かつれん

沖縄県沖縄島中部東海岸にあるうるま市南部の旧町域。1980年町制。2005年石川市,具志川市,与那城町と合体し,うるま市となる。地名は近世以来の間切(まぎり。行政区画)名による。中城湾金武湾を分ける与勝半島の南西側に位置し,与勝諸島浜比嘉島,および津堅島と無人の 3島を含む。海岸沿いにはアメリカ軍施設がある。軍用地以外はほとんど耕地化され,サトウキビ栽培などが行なわれる。平敷屋漁港を中心に漁業も盛ん。浜比嘉島と津堅島は漁業と野菜栽培などを行なう。特産品に建築用石材トラバーチン(石灰岩の一種)がある。北部にある国指定史跡の勝連城跡(→勝連グスク)は 14~15世紀中国,朝鮮,日本などとの交易で繁栄した豪族,阿麻和利(あまわり)が居住したところで,2000年世界遺産の文化遺産に登録。一帯は考古学研究の場となっている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

勝連
かつれん

沖縄県中頭(なかがみ)郡にあった旧町名(勝連町(ちょう))。現在はうるま市の南東部を占める。旧勝連町は1980年(昭和55)町制施行。2005年(平成17)石川市、具志川(ぐしかわ)市、与那城(よなしろ)町と合併、うるま市となった。旧勝連町は沖縄本島中南部の太平洋に突出する与勝(よかつ)半島の南半部と、有人島の浜比嘉(はまひが)島、津堅(つけん)島、無人島の浮原(うきばる)島、南浮原島を町域とした。方音カッチン。半島部はおおむね台地。島嶼(とうしょ)部は琉球(りゅうきゅう)石灰岩からなる低平な島。浜比嘉島は平安座(へんざ)島(うるま市)と浜比嘉大橋で結ばれ、さらに海中道路を通じて沖縄本島と結ばれている。津堅島へは、平敷屋(へしきや)港から定期船がある。15世紀前半は、勝連文化とも称せられる隆盛期を迎え勝連城の城下町としてにぎわった。平敷屋では建築用石材トラバーチンを産出し、国会議事堂の表玄関に使用された。現在総面積の14%はアメリカ軍の軍用地。半島部の台地上では、主としてサトウキビ栽培が行われている。浜比嘉島は沿岸漁業、津堅島では沿岸漁業のほかニンジンの特産地を形成している。旧跡として、阿麻和利(あまわり)が居城とした勝連城跡(国指定史跡。2000年ユネスコの世界遺産に登録)がある。[堂前亮平]
『福田恒禎編『勝連村史』(1966・勝連村) ▽『勝連町史』(1984・勝連町)』

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