与謝の海(読み)ヨサノウミ

精選版 日本国語大辞典 「与謝の海」の意味・読み・例文・類語

よさ‐の‐うみ【与謝海・与佐海】

  1. [ 一 ]あそかい(阿蘇海)
    1. [初出の実例]「思ふ事なくてやみましよさの海天の橋立都なりせば〈赤染衛門〉」(出典:千載和歌集(1187)羇旅・五〇四)
  2. [ 二 ] 宮津湾の古名

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世界大百科事典(旧版)内の与謝の海の言及

【宮津湾】より

…湾内は,北岸の江尻から南にのびる天橋立によって外海と内海(阿蘇海)に仕切られる。《丹後国風土記》逸文に,天橋立より東を与謝(よさ)の海,西を阿蘇の海と称したことがみえるが,与謝の海は歌枕として天橋立とともに詠歌も多い。湾奥の宮津港は沈降海岸の良港で,天橋立南端の文珠(もんじゆ)とその東方対岸の獅子(しい)崎付近を境として,以北を外港,以南を内港とも呼ぶ。…

※「与謝の海」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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