海天(読み)かいてん

精選版 日本国語大辞典 「海天」の意味・読み・例文・類語

かい‐てん【海天】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 海と空。海の水平線のかなた。
    1. [初出の実例]「海天野景歩むに随ひて新たなる風流に、御足たゆむ共思食されず」(出典:太平記(14C後)三九)
    2. [その他の文献]〔杜牧‐聞角詩〕
  3. 海上の空。
    1. [初出の実例]「禅心慣看海天月、客意初驚山路霜」(出典:蕉堅藁(1403)送人之相陽)
    2. [その他の文献]〔柳宗元‐登柳州城楼詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「海天」の読み・字形・画数・意味

【海天】かいてん

海と空。唐・柳宗元〔柳州城楼~〕詩 上の高樓、大に接す 天、愁思、正に

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