世の果て(読み)よのはて

精選版 日本国語大辞典 「世の果て」の意味・読み・例文・類語

よ【世】 の 果(は)

  1. 生涯の終わりの時期。晩年。
    1. [初出の実例]「われかくよのはてに、としごろありてあひたるをも」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲上)
  2. 生涯の終わった後。死後来世
    1. [初出の実例]「はかばかしきよすがなき人は、生ける世の限りにて、かかる、よのはてこそかなしう侍けれと」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)

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