世利門古墳(読み)せりもんこふん

日本歴史地名大系 「世利門古墳」の解説

世利門古墳
せりもんこふん

[現在地名]大分市木ノ上

大分川本流と支流七瀬ななせ川の間に南北に延びる宗方むなかた下芹しもぜりの丘陵上にある。もと径約一八メートルの円墳であったが、耕地開墾により削土された際石棺が発見された。石棺は二つの蓋を並べてのせる家形石棺で、蓋二つ合せて長さ二・三六メートル、幅一・〇五メートル。身部は内法で長さ一・八メートル、幅〇・七五メートル、床には礫が詰められていた。棺内からは、東頭位で三体、西頭位で数体分の人骨が出土し、合葬でさらに追葬が行われていることが判明した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 御陵古墳 御陵

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む