デジタル大辞泉
「内法」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
うち‐のり【内法】
〘名〙
① 物の内側を測った長さ。柱自体の幅を加えないで、両柱の間を測った寸法や、箱、管などの内側のさし
わたしをいう。また、額に入れるものの意にも用いる。
※書言字考節用集(1717)七「内矩 ウチノリ
外規 ソトノリ」
※
咄本・詞葉の花(1797)山科屋「お客人が酔まぎれに、
前栽の雪もつ竹を鴨居にあててのいたづら、それから内法
(ウチノリ)がわるくなりました」
ない‐ほう【内法】
〘名〙
※
今昔(1120頃か)四「出家し給て、内法を習ひ伝へて、名をば龍樹菩薩と申す」
② (:ハフ) 物の内側を計った長さ。うちのり。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報
内法
壁や柱の内側から採る寸法のこと。または、その採寸方法のこと。建物の床面積の算出方法には、内法計算という壁の内から測る方法と、壁芯計算という壁の中心線を基準として計算する方法がある。基本的に、一戸建住宅は壁芯で算出した面積で建築確認、登記をするが、マンションの場合は、広告、カタログなどの記載は壁芯で計算し、登記する場合は内法によって計算された面積を用いる。物件広告と登記簿の専有面積が一致せず、登記簿記載の方が小さくなるのはそのためである。
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世界大百科事典(旧版)内の内法の言及
【外道】より
…サンスクリットの原語は(anya‐)tīrthakaであって,(その宗教より)以外の宗教およびその信者,すなわち異教,異教徒を意味している。外道に対して,仏教はみずからを内道(ないどう),内教,内法などと言う。しかし,仏典中に用いられた外道の意味は必ずしも前述のように広くはなく,主として,古代インドにおけるものを指しており,六師外道,九十五種外道などすべてインドの外道である。…
※「内法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」