世帯染みる(読み)せたいじみる

精選版 日本国語大辞典 「世帯染みる」の意味・読み・例文・類語

せたい‐じ・みる【世帯染】

  1. 〘 自動詞 マ行上一 〙
    [ 文語形 ]せたいじ・む 〘 自動詞 マ行上二段活用 〙 世帯を持った者らしくなる。生計のやりくりを中心とする考えをもったり、それらしい態度をとったりする。また、生活苦労などから、ふけたり身なりが粗末になったりする。しょたいじみる。
    1. [初出の実例]「さなき時は世帯(セタイ)じみて飽事まのあたりなり」(出典評判記色道大鏡(1678)一四)
    2. 「彼の世帯染(セタイジ)みた、心の好ささうな、〈略〉お妻は」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む