ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「世界内在神論」の意味・わかりやすい解説 世界内在神論せかいないざいしんろんpanentheismus 万有在神論ともいう。ドイツの哲学者 F.クラウゼが自説に与えた名称。神は世界に内在するが,世界よりも大きく,すぐれている。すなわち万有は神の内にある。有神論と汎神論との総合を,カントとヘーゲルおよびシェリングの哲学の結合によって行なっている。プロチノス,マルブランシュ,ヒンドゥー教などに類似の考え方がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by