世界教会分枝論(読み)せかいきょうかいぶんしろん(その他表記)Branch Theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「世界教会分枝論」の意味・わかりやすい解説

世界教会分枝論
せかいきょうかいぶんしろん
Branch Theory

教会合同運動過程で,アングリカン・チャーチによって唱えられた説。これまで分裂状態にあり,異なった教理や宗教上の慣行をもつ教会が世界教会の理念もとに参集し,おのおのの教会はその支教会であることを自覚するというもの。ローマ・カトリック教会はこの説が唯一の真の教会を否定するものとして反論した。

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