両善寺村(読み)りようぜんじむら

日本歴史地名大系 「両善寺村」の解説

両善寺村
りようぜんじむら

[現在地名]新井市両善寺

籠町南葉かごまちなんば山南麓、矢代やしろ川左岸にあり、通称北部ほくぶ仲部ちゆうぶ南部なんぶの三集落からなる。名立なだち谷の飛山ひやま(現西頸城郡名立町)からは粟立あわだち山と大毛無おおけなし山の間を抜けて西にし村に出て当村へ至る道がある。字家之中いえのなかにある霊山れいさん寺には頸南地方唯一の鎌倉期の宝篋印塔が残る。近世を通じて両善寺村・両善寺新田の二村が存在した。正保国絵図に両善寺村と両善寺新田が記され、天和三年郷帳には両善寺村高一五八石余とあり、ほかに新田高九〇石五斗余が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android