両善寺村
りようぜんじむら
[現在地名]新井市両善寺
籠町南葉山南麓、矢代川左岸にあり、通称北部・仲部・南部の三集落からなる。名立谷の飛山村(現西頸城郡名立町)からは粟立山と大毛無山の間を抜けて西ノ谷村に出て当村へ至る道がある。字家之中にある霊山寺には頸南地方唯一の鎌倉期の宝篋印塔が残る。近世を通じて両善寺村・両善寺新田の二村が存在した。正保国絵図に両善寺村と両善寺新田が記され、天和三年郷帳には両善寺村高一五八石余とあり、ほかに新田高九〇石五斗余が記される。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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