両端を持する(読み)リョウタンヲジスル

デジタル大辞泉 「両端を持する」の意味・読み・例文・類語

両端りょうたん・する

《「史記」信陵君伝から》どちらにつくか決めないで、あいまいな態度をとる。「派閥争いの外にいて―・する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「両端を持する」の意味・読み・例文・類語

りょうたん【両端】 を 持(じ)する

  1. ( 「史記‐鄭世家」の「晉聞楚之伐一レ鄭、発兵救鄭、其来持両端、故遅」による ) 二つ行動判断の間で迷う。どちらともつかない、あいまいな態度をとる。
    1. [初出の実例]「鼠は穴から出時でうかでまいかとて両端を持するものぞ」(出典:史記抄(1477)一五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む