中佐谷村(読み)なかさやむら

日本歴史地名大系 「中佐谷村」の解説

中佐谷村
なかさやむら

[現在地名]千代田村中佐谷

あまの川左岸にあり、北は下佐谷村、南は上稲吉かみいなよし村。弘安大田文に「常安佐谷二十七丁」とある。中世は佐谷郷に属し、大掾氏の一族が支配した(「平経幹申状案」金沢文庫文書)。天正末期に佐竹氏の支配下に入り、慶長七年(一六〇二)以後江戸時代は旗本・志筑本堂氏が分割して支配した。元禄郷帳の村高は六四九石余、文政一一年(一八二八)の戸数五六(農間渡世の居酒屋四)・人数二六七(「三十六ケ村家数人数之覚」豊崎家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android