中冨居村(読み)なかふごむら

日本歴史地名大系 「中冨居村」の解説

中冨居村
なかふごむら

[現在地名]富山市中冨居

神通川と常願寺川に挟まれた平地中央にあり、北は鍋田なべた村。北陸街道(巡見使道)沿いの綾田あいでん村から北方東岩瀬ひがしいわせ町に通ずる往来が通る。常願寺川伏流水の湧水地にあたる。明暦二年(一六五六)の村御印留では草高三四七石免三ツ九歩、小物成は桑役一一匁。以後幕末まで草高・免に変化はないが(天保一一年「高免帳」杉木家文書)、安政三年(一八五六)に五歩の引免が認められた(「島組手帳」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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