中医(読み)ちゅうい

精選版 日本国語大辞典 「中医」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐い【中医】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 平凡な医者中等の医者。また、治療をしないで自然にまかせるのはへたな医者にかかるよりはましで中等の医者にかかるのと同じほどだというところから、病気の治療をしないこと。薬をのまないこと。
    1. [初出の実例]「中医は、毒を毒と為し、薬を薬と為す」(出典:貞享版沙石集(1283)一)
    2. [その他の文献]〔漢書‐芸文志〕
  3. 漢方医をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の中医の言及

【生薬】より

…薬用植物と薬草はほぼ同意義に使われるが,薬用植物中には薬木(やくぼく)も,またアメリカでは抗生物質を生産する放線菌なども含めている。漢方薬とは,中国で発達した中医学および日本に輸入されて日本流になった漢方で使う生薬をいう。民間薬はしろうと療法的あるいは利用システムが明らかでないような生薬を指す。…

※「中医」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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