20世紀日本人名事典 「中原 淳一」の解説
中原 淳一
ナカハラ ジュンイチ
- 生年
- 大正2(1913)年2月16日
- 没年
- 昭和58(1983)年4月19日
- 出生地
- 香川県木田郡三木町
- 学歴〔年〕
- 日本美術学校〔昭和11年〕卒
- 経歴
- 大正14年上京し画業を学ぶ。日本美術学校在学中の昭和7年頃、少女雑誌「少女の友」の挿絵画家となり、眼の大きく唇の小さい少女像を好んで描き一世を風靡した。太平洋戦争中は軍部の圧力で発表を禁じられた。21年に季刊ファッション雑誌「それいゆ」を創刊し、同誌は竹久夢二調の繊細な美少女の絵で少女たちに支持された。22年ひまわり社を創立して「ひまわり」「ジュニアそれいゆ」などを創刊したほか、服飾デザインや作詞、ミュージカルの演出と、多彩な活躍をした。30年代半ばからは闘病生活が続いた。没後、「ひまわり」は復刻された。平成12年山梨県河口湖町に中原淳一記念館が開館。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報