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中原師遠 なかはらの もろとお

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

中原師遠 なかはらの-もろとお

1070-1130 平安時代後期の官吏。
延久2年11月23日生まれ。明経(みょうぎょう)道をまなぶ。寛治4年より家代々の大外記(だいげき)職を30年余つとめる。のち主殿頭(とのものかみ),主計頭(かずえのかみ),図書頭(ずしょのかみ)などをつとめた。大治(だいじ)5年8月7日死去。61歳。日記に「鯨珠(げいじゅ)記」,著作に「随見聞抄」「師遠年中行事」など。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

中原師遠

没年:大治5.8.7(1130.9.11)
生年:延久2(1070)
平安後期の朝廷実務官僚。大外記師平の子。中原氏のなかで明経道を家学とする一流に属し,父祖代々の官である大外記を,白河院政期の11世紀末から30年余りにわたって勤めた。主計頭,図書頭,主殿頭,直講(明経道の教官),隠岐守を歴任。天永年間に設置された記録荘園券契所の寄人にも任じられている。局務(太政官外記の最上首)家のひとつとしての中原家は,師遠の子孫より出ている。その日記は散逸が甚だしいが,大治2(1127)年肥前国よりの鯨珠(鯨の体内から発見された玉)献上の顛末を記した『鯨珠記』は,全文が残存している。年中行事書『師遠年中行事』は,奥書の記載よりその著作とされているが,その確たる証拠はない。

(上杉和彦)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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