ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アナスタシウス4世」の意味・わかりやすい解説
アナスタシウス4世
アナスタシウスよんせい
Anastasius IV
[没]1154.12.3.
ローマ出身の第168代教皇(在位 1153~54)。本名 Corrado Di Suburra。1130年,サビナの司教枢機卿(→カーディナル)として教皇インノケンチウス2世(在位 1130~43)に献身的に仕え,対立教皇のアナクレツス2世(在位 1130~38)と対立していた時期には教皇代理を務めた。ラテラノ宮殿とパンテオンの修復に巨費を投じた。在位期間は短かったが,神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世(在位 1155~90)との間にあったマクデブルクの大司教任命問題と,ヨークのウィリアム司教の大司教就任問題を解決したことで知られる。
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