中国考古学(読み)ちゅうごくこうこがく(英語表記)Chinese Archaeology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中国考古学」の意味・わかりやすい解説

中国考古学
ちゅうごくこうこがく
Chinese Archaeology

中国各地を対象とする考古学。北京西南の周口店洞穴は,シナントロプス (北京原人) の発見とともに世界最古の人類の居住址として有名であるが,中国ではこのほかにも前期旧石器時代の藍田原人や,山西省の汾河遺跡が知られている。その後,農耕文化の発生により華北を中心に仰韶文化竜山文化をみ,王朝の誕生で殷,周の時代を迎える。さらに,秦の統一,漢,南北朝,隋,唐,五代十国の時代にいたるまで,広大な国土からおびただしい数量の遺跡・遺物が出土している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android