周口店洞穴(読み)しゅうこうてんどうけつ(その他表記)Zhou-kou-dian

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「周口店洞穴」の意味・わかりやすい解説

周口店洞穴
しゅうこうてんどうけつ
Zhou-kou-dian

中国ペキン (北京) の南西約 50kmにある石灰岩の旧石器時代洞穴群。 1918年に J.アンダーソンによって注目され,1921年に人類臼歯が報告され,以後 1937年までに,21ヵ所の洞穴が調査された。その結果,前期旧石器時代の遺跡である1号地点 (猿人洞) ,3号地点,4号地点 (新洞) ,13号地点,15号地点や後期旧石器時代遺跡である上洞遺跡などが明らかにされた。特に猿人洞からは,北京原人 (→シナントロプス ) の遺骨が 42体分と数万点に及ぶ剥片石器が発見された。さらに火の使用という事実も確かめられた。猿人洞の南約 1kmの 13号地点は,猿人洞の初期にあたるが,石核,剥片出土とともに灰や焼けた骨片があった。猿人洞の南東約 70mの 15号地点からは,猿人洞の晩期にあたる多数の石器,剥片が発見された。 15号地点の近くに3,4号地点があり,前者からは焼骨が少しと,後者からは剥片と加工骨片が発見されている。両遺跡は 15号地点よりも新しいと考えられている。第2次世界大戦後,中華人民共和国は 1949年から再び猿人洞の調査を開始し,北京原人の遺体,石器を発見し,新たな研究が進んでいる。 1987年世界遺産の文化遺産登録

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