日本歴史地名大系 「中増村」の解説 中増村なかましむら 奈良県:吉野郡大淀町中増村[現在地名]大淀町大字中増増口(ましぐち)村の東北にある。池田(いけだ)郷に属し、慶長郷帳では「中魔志村」と記され、村高五一二・九一四石、幕府領(代官中坊左近)。元和五年(一六一九)郡山藩(松平忠明)領となり、同藩の二割半無地高増政策で村高は六六一・〇一八石と増加した。延宝七年(一六七九)再び幕府領に編入された。享和郷帳に「中増村之内」として野尻(のじり)村・小割垣内が記されている。小字宮(みや)ノ垣内(かいと)の木幡(こばた)神社には天保二年(一八三一)の「おかげ灯籠」があり、嘉永元年(一八四八)の宮座文書が残る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by