中大領村(読み)なかだいりようむら

日本歴史地名大系 「中大領村」の解説

中大領村
なかだいりようむら

[現在地名]石橋町中大領

上大領村の南、姿すがた川左岸に立地し、東は下石橋しもいしばし村。慶安郷帳には記載がなく、上大領村に含まれていたとみられる。承応三年(一六五四)宇都宮藩領として検地を受けているのでこのときまでには同村から分れていたと考えられる。同年の検地帳(橋本憲四郎文書)では高二九四石余、田二〇町八反余・畑二一町八反余。寛文四年(一六六四)の宇都宮藩領知目録に村名が記載されている。元禄郷帳には高三〇三石余とあり、旗本森川・竹本領の相給。改革組合村では幕府領と旗本両氏の三給で、家数四。元禄四年(一六九一)の納米江戸廻送手形(伊沢新右衛門文書)に米七一俵とあり、同九年の石橋宿助郷帳(伊沢吉則文書)には勤高三〇一石とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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