中定(読み)なかさだ

精選版 日本国語大辞典 「中定」の意味・読み・例文・類語

なか‐さだ【中定】

  1. 〘 名詞 〙 上代風でも当世風でもなく、その中間時代の風であること。一説に、程度がすぐれても劣ってもいず、中ぐらいであること。
    1. [初出の実例]「手は、さすがに文字つよう、中さたのすぢにて、上下ひとしく書い給へり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android