中島半次郎（読み）ナカジマ ハンジロウ

20世紀日本人名事典

中島 半次郎
ナカジマ ハンジロウ

明治・大正期の教育家 早稲田大学高等学院長。

生年

明治4年12月23日(1872年)

没年

大正15(1926)年12月20日

出生地

熊本県

学歴〔年〕

東京専門学校(現・早稲田大学)文学科〔明治27年〕卒

経歴

明治33年東京専門学校講師となる。清国師範学堂教督、ドイツ留学ののち、大正2年早大教授に就任。のち早大高等師範部長、9年早稲田高等学院長となった。主著「人格的教育学の思潮」は大正中期の新教育運動に点火、教育界に多大の影響を与えた。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

中島半次郎 なかじま-はんじろう

1872^*－1926　明治-大正時代の教育学者。
明治4年12月24日生まれ。33年母校東京専門学校(現早大)の教授となり,42年ドイツに留学。大正9年早稲田高等学院の初代学院長。「人格的教育学の思潮」でドイツの人格的教育学を紹介,提唱した。大正15年12月21日死去。56歳。熊本県出身。著作はほかに「東洋教育史」など。

出典　講談社