思潮(読み)シチョウ

デジタル大辞泉 「思潮」の意味・読み・例文・類語

し‐ちょう〔‐テウ〕【思潮】

ある時代社会にみられる支配的な思想傾向。「二〇世紀の文芸思潮
[類語]主潮通念思想主義理念信条信念哲学人生観世界観イズムイデオロギー精神

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精選版 日本国語大辞典 「思潮」の意味・読み・例文・類語

し‐ちょう‥テウ【思潮】

  1. 〘 名詞 〙 ある時代の人々の間にみられる支配的な思想の傾向。
    1. [初出の実例]「われ等絶東の孤島にあるものと雖も西欧の思潮を究むるもの、注意して其の新思潮を伝へ」(出典:近年の文海に於ける暗潮(1896)〈戸川秋骨〉)

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世界大百科事典(旧版)内の思潮の言及

【思想】より

…1921年10月,和辻哲郎を主幹として創刊された。それは先に同じ岩波書店から阿部次郎を主幹として刊行された《思潮》(1917‐19)を引き継ぎ,〈時流に媚びずしかも永遠の問題に一般の読者を近づけようとする雑誌〉(発刊の辞)として,折からの大正教養主義思潮を代表する雑誌となった。その後,高橋穣(ゆたか),三木清,林達夫,谷川徹三らが編集に参加し,大正・昭和期の時代思潮を映しながら,日本の代表的学術・思想雑誌として今日に及んでいる。…

※「思潮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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