日本歴史地名大系 「中市場村」の解説 中市場村なかいちばむら 愛知県:新城市中市場村[現在地名]新城市野田(のだ)野田村の南約一キロ、豊川の右岸に沿う。慶長五年(一六〇〇)以後幕府領であったが、寛永二年(一六二五)から二千石の旗本島田成重の領地となり明治に至る。石田(いしだ)村に次いで当村にも源蔵(げんぞう)河岸があり、天保一一年(一八四〇)には二人の舟持があって豊川の舟運に参加していた(東上御番所御用向諸事書上控)。また豊川対岸の一鍬田(ひとくわだ)村との間に中市場の渡があった。「三河国二葉松」には当村内に中市場古城二ヵ所があり、一ヵ所は不明とする。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by