ちゅう‐ぐくり【中括】
- 〘 名詞 〙
- ① 固すぎもせず、ゆるすぎもしない程度にくくること。ほどよくくくること。なかぐくり。
- ② 暗算ですばやく合計を出すこと。また、機敏にものの要点や大局をつかむこと。
- [初出の実例]「亀井筭などは中ぐくりに巾着の口をしめ、世間の人を腰にさげる程」(出典:浮世草子・本朝二十不孝(1686)四)
- ③ 大ざっぱに扱うこと。いいかげんにすること。
- [初出の実例]「やりくりは、中ぐくりにして、女郎の気をつかさず」(出典:浮世草子・好色盛衰記(1688)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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