中新宿村(読み)なかしんじゆくむら

日本歴史地名大系 「中新宿村」の解説

中新宿村
なかしんじゆくむら

[現在地名]柏市中新宿一―三丁目・東中新宿ひがしなかしんじゆく一―四丁目・つくしが丘つくしがおか一―三丁目・今谷南町いまやみなみちようひかりおか一―二丁目・豊住とよすみ三丁目

酒井根さかいね村の北西方に位置し、東方は増尾ますお村、南西根木内ねぎうち(現松戸市)。北は向小金むかいこがね新田(現流山市)上野かみの牧に接し、のち同牧内に今谷新田小金上町こがねかみまち新田などが開発された。当村に接する中野なかの牧内を水戸道が南西―北東に通る。寛文期(一六六一―七三)と推定される国絵図では新宿村とみえる。元禄郷帳に村名がみえ、高九三石余、元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では旗本筒井領。旧高旧領取調帳では筒井領(高九四石余)のほかに幕府領分(高五石余)があり、これは切添新田と思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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