中有に迷う(読み)ちゅううにまよう

精選版 日本国語大辞典 「中有に迷う」の意味・読み・例文・類語

ちゅうう【中有】 に 迷(まよ)

  1. 死後四九日の間、未来の生を受けないで、現世冥途との間の暗い世界をさまよう。
    1. [初出の実例]「涙にくれ、足にまかせて落行ば、中有(チウウ)にまよふ罪人もおもひしられてあはれなり」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)
  2. ( 転じて ) 色欲の世界などに迷う。
    1. [初出の実例]「いつまで色道の中有(チウウ)に迷(マヨ)ひ火宅の内のやけとまる事を知らず」(出典:浮世草子好色一代男(1682)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む