中有に迷う(読み)ちゅううにまよう

精選版 日本国語大辞典 「中有に迷う」の意味・読み・例文・類語

ちゅうう【中有】 に 迷(まよ)

① 死後四九日の間、未来の生を受けないで、現世冥途との間の暗い世界をさまよう。
※金刀比羅本保元(1220頃か)中「涙にくれ、足にまかせて落行ば、中有(チウウ)にまよふ罪人もおもひしられてあはれなり」
② (転じて) 色欲の世界などに迷う。
浮世草子好色一代男(1682)八「いつまで色道の中有(チウウ)に迷(マヨ)ひ火宅の内のやけとまる事を知らず」

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