色欲(読み)シキヨク

精選版 日本国語大辞典 「色欲」の意味・読み・例文・類語

しき‐よく【色欲】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。感覚的な欲望。四欲・五欲の一つで、欲界衆生が男女の美しさなどにとらわれること。また、男女間の性的な欲情。色情。情欲。
    1. [初出の実例]「梵唄沸空。色欲之天衆悉至、鐘鼓振地。三千之世界忽驚」(出典江都督納言願文集(平安後)一)
    2. 「世の人の心まどはす事、色欲にはしかず」(出典:徒然草(1331頃)八)
    3. [その他の文献]〔法苑珠林‐二〕〔列子‐力命〕
  3. 色情と利欲。色と欲。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「色欲」の読み・字形・画数・意味

【色欲】しよくよく・しきよく

欲情。

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【色慾】しよくよく・しきよく

欲情。

字通「色」の項目を見る

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