中木屋村(読み)なかごやむら

日本歴史地名大系 「中木屋村」の解説

中木屋村
なかごやむら

[現在地名]津和野町豊稼とよか

いしたに村の東、胡摩ごまヶ岳の北麓の山間村。中小屋とも記す。ささたに鉱山があり、石ヶ谷村などとともに幕府領(石見銀山領)大森代官支配のしよ村・間歩口まぶくち村ともよばれた。正保国絵図に村名がみえ、高二五石余。元禄一〇年(一六九七)石見銀山領村々覚によれば田方二一石余・畑方五石余、年貢高は米一二石余・銀四六匁余、家数は本家三六・門屋七、人数一五六、牛九・馬五、鉄砲四。宝永石見国郷村帳では高二七石余。文政一三年(一八三〇)の村明細帳(津和野町史)によれば、小物成として紙漉役丁銀三二匁・鉄砲役銀一五匁余・酒場役銀三八匁余・水車役銀六匁余・大工銀五匁・木挽銀五匁・座役銀七匁余を上納

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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