中村原(読み)なかむらはら

日本歴史地名大系 「中村原」の解説

中村原
なかむらはら

[現在地名]小田原市中村原

東を中村川、西を塔台とうだい川が流れ、南・西は羽根尾はねお村、北は小船おぶね村、東は淘綾ゆるぎ山西やまにし(現中郡二宮町)に接する。大山道が北を通る。

天平七年(七三五)一一月一〇日の相模国封戸租交易帳(正倉院文書)にみえる「余綾郡中村郷伍拾戸」、「和名抄」の余綾よろき郡中村郷の遺称地とされる。近世は初め小田原藩領、元禄一一年(一六九八)分家大久保教寛領、宝永五年(一七〇八)幕府直轄領、文化八年(一八一一)より旗本瓦林領。正保国絵図に「中村原」とみえる。「永代日記」承応二年(一六五三)閏六月一二日条には「中村ノ内原村」に盗賊が入り、羽根尾村の者と出会ったところ脇差を抜いて追手を傷つけたため、盗賊を打殺したうえ大山道に死体をさらしたとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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