中村平左衛門(読み)なかむら へいざえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村平左衛門」の解説

中村平左衛門 なかむら-へいざえもん

1793-1867 江戸時代後期の治水家。
寛政5年生まれ。豊前(ぶぜん)企救(きく)郡(福岡県)などの手永(てなが)(小倉藩行政区画)の大庄屋をつとめる。京都郡(みやこぐん)延永(のぶなが)手永長木(おさぎ)村の大首谷(おおくびだに)池の改修など水利事業につくした。54年間にわたる日記は,当時を知る貴重な史料である。慶応3年3月27日死去。75歳。名は維良。字(あざな)は修卿。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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