中村済民(読み)なかむら せいみん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村済民」の解説

中村済民 なかむら-せいみん

1793-1867* 江戸時代後期の医師。
寛政5年生まれ。播磨(はりま)(兵庫県)の人。藤江岱山(たいざん)に儒学を,中村徳斎に医術をまなんだ。のち京都で産科をおさめて帰郷。竜野(たつの)藩浅野家にまねかれ典医,奉行格となった。慶応2年11月30日死去。74歳。名は謙。字(あざな)は士明。別号に牧斎,熊水,古稀翁。著作に「医事約説」「先達斎方函」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android