中村稕治(読み)ナカムラ ジュンジ

20世紀日本人名事典 「中村稕治」の解説

中村 稕治
ナカムラ ジュンジ

昭和期の獣医 日本生物科学研究所長。



生年
明治35(1902)年4月23日

没年
昭和50(1975)年1月4日

出生地
大阪府

学歴〔年〕
東京帝大農学部獣医学科〔大正15年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本農学賞〔昭和20年〕

経歴
朝鮮総督府獣疫血清製造所に入所。昭和17年朝鮮総督府家畜衛生試験場に移り、21年総督府官制が廃止されるまで両所において牛疫、朝鮮鶏疫(ニューカッスル病)など家畜、家禽ウイルス病に関する研究に従い、ワクチン開発功績をあげた。22年日本生物科学研究所理事、26年同研究所長に就任。また日本ウイルス学会役員を長く務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村稕治」の解説

中村稕治 なかむら-じゅんじ

1902-1975 昭和時代のウイルス学者。
明治35年4月23日生まれ。大正15年朝鮮総督府獣疫血清製造所にはいり,のち同家畜衛生試験場技師。昭和26年日本生物科学研究所長。家畜のウイルス病を研究し,予防ワクチンを開発。日本脳炎ワクチン精製法で科学技術庁長官賞。昭和50年1月4日死去。72歳。大阪出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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