中枢神経抑制薬(読み)ちゅうすうしんけいよくせいやく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「中枢神経抑制薬」の意味・わかりやすい解説

中枢神経抑制薬
ちゅうすうしんけいよくせいやく

中枢神経抑制作用の程度に応じて、鎮静作用、催眠作用、麻酔作用がみられ、それぞれの作用を現す薬物が鎮静剤、睡眠剤、麻酔剤であり、これらを総称して一般的に中枢神経抑制薬(剤)という。このほか鎮痛剤や向精神薬にも精神の興奮を抑制する薬物があるが、これは特殊なものであるので、この分類に含めない。中枢神経抑制薬を化学構造上から分類すると、ガス状および揮発性麻酔剤、脂肪族化合物、バルビツール酸誘導体、その他に分けられる。ガス状および揮発性麻酔剤には亜酸化窒素(笑気)、ハロセン、メトキシフルラン、トリクロルエチレン、シクロプロパン、エーテルなどがある。脂肪族化合物にはエタノール、抱水クロラール、ブロムワレリル尿素、グルテチミド、メチプリロン、メタカロン、スルホナールがあり、バルビツール酸誘導体には全身麻酔剤、睡眠剤、鎮静剤に該当する薬物がある。

[幸保文治]

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