日本歴史地名大系 「中津森館跡」の解説 中津森館跡なかつもりやかたあと 山梨県:都留市金井村中津森館跡[現在地名]都留市金井大幡(おおはた)川北岸に位置する中世小山田氏の居館跡。金井(かない)館ともいわれ、北の桂林(けいりん)寺と南の用津(ゆうしん)院に挟まれた河岸段丘縁辺にある。館を構えた時期は不明だが、三方を山に囲まれ、南に大幡川の急崖をひかえるなど、戦国期城館の立地を示す。「勝山記」永正一八年(一五二一)条によると、同年二月一八日武田信虎は舟津(ふなつ)(現河口湖町)の小林宮内丞の屋敷を訪れ、「明ル日中津森ヘ」と記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by