中津間郷
なかつまごう
中世末期から近世初期にみえる地名で、中妻村・中津間村八郷などとも記され、当町の南部の地域に比定される。「伊達天正日記」天正一六年(一五八八)八月九日条に「田村さいこう衆」のうちに「なかつま衆」がみえ、「伊達治家記録」同日条では「長妻ノ輩」とある。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録には、田村郡の末尾に中津間とあり、高二千一二八石余。寛永四年(一六二七)の田村郡高目録之写(船引町史)も同高で、柴原・滝・込木・根本・木目沢・狐田・西方・蛇沢の八ヵ村をあげる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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