中立の平衡(読み)チュウリツノヘイコウ

化学辞典 第2版 「中立の平衡」の解説

中立の平衡
チュウリツノヘイコウ
neutral equilibrium

一定温度,一定圧のもとで,平衡にある系になんらかの変化を与えたとき,その変化した状態がやはり平衡状態である場合をいう.この場合,ギブズエネルギーGは変化しない.飽和蒸気と平衡状態にある液体の一部を蒸気に変化させたときが,これにあたる.一方,通常の化学反応が平衡にあるときにG極小であるから,正逆いずれかの方向に有限の反応を起こさせたときにはGは増加する.この場合は安定な平衡である.数式で表せば,安定な平衡では

(dG)T,P = 0,(d2G)T,P > 0,
中立の平衡では

(dG)T,P = 0,(d2G)T,P = 0,
不安定な平衡では

(dG)T,P = 0,(d2G)T,P < 0.
力学的な模型で例示すれば,平面板状に円すいを底面を下にして安置した場合が安定な平衡,平面板上に倒して横にした場合が中立の平衡,さかさまに立てた場合が不安定な平衡である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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